カテゴリー別アーカイブ: Digital

Digital SW – デジタルなソフトウェア

 11/11
StrongLoop登場!
・・・といっても、2-3週間前まで知らんかった・・・。2ヶ月前にIBMがM&Aしたと発表があったとのこと。最近弊社、M&Aが多くて、果たしてどれが自分に関係あるのか・・・。が、聞くと関係大有りなので、早速社内セミナーに申し込みました。

米StrongLoop本社から人が来ると聞いていたのに、話してくれたのは日本人!日本からStrongLoop社に渡ったところ、IBMにM&Aされたとのこと。こういうの、何か日本人としてはうれしいですね。
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さて、では StrongLoop社とは? まず、Node.js Coreのコードに一番貢献していた企業とのこと。なるほど、BluemixにNode.jsが乗って以来、ソコは重要なポイントですからね。IBMはオープンソースに1000億円投資していると言われてますが、その一環ですね。説明聞いて、Node.jsのコールバックがどう良いのか、良く分かりました。その話はまた別途。

製品1) LoopBack。GUIやコマンドで、APIを定義・構成したり、テストしたりできるツールで、Node,jsのExpress (htmlのframework)のsuper-set。Swagger (RESTのIF定義)やOAuth 2.0にも対応。AngularJSのように、パッケージの自動構成やテンプレート自動生成の機能もある。Node.js デバッガーもあり、これまでのNode.jsのデバックしにくい欠点もカバーできそうです。

製品2) StrongLoop Arc。ミドルウェアの管理コンソールのイメージで、ビルド&デプロイしたり、CPUやヒープといったリソースの使用状況が監視したりできる。

これまで Node.s は、デバックとかもしにくくてあまりエンタープライズ開発には向かないかもと思ってましたが、これで結構解消される予感。早く使ってみたい!

Digital Era issued – ProVISION「デジタル時代のアプリ開発」発刊

11/11
ProVISION 編集後記その3。
ザ・プロフェショナルは私からお願いして、ディズニーランドのキャストの人材育成で有名な、鎌田さん。記事にあるように「顧客満足度(CS)向上には、従業員満足(ES)の向上が大事」と。 キャストにプライドを持って働いてもらえるよう、ディズニーランドがまだ今ほどではなかった頃に、お昼休みに休憩所を回ってキャストとよもやま話をしていくうちに、私の話に耳を傾けてもらえるようになったとのことでした。やはり、お客様に良いサービスを届けるには、まず社員の気持ちが大事ですね。

「プライドを喚起する」「個々の自律を促す」「真のニーズを読み取る」 といった鎌田さんのポイントは、これからのAgile等のデジタル時代の開発に必要な人材育成や、仕事の仕方とまさに合致しますね!


11/11
昨日はこのブログの事を初めて facebook で公開。お蔭様で普段の10倍以上のアクセスをいただきました!
弊社広報に勧められて、これまでの匿名ブログから、この企業名・個人名を公開してのブログに移行しました。果たしてどこまで更新が続くか・・・乞うご期待!


11/10
ProVISION 編集後記その2。
特別インタビューに応えていただいたのは、日本学術振興会理事長の安西先生。慶応義塾長もされた超有名な方で、本当にこちらの稚拙なインタビューにお応えいただけるのか不安なまま市ケ谷のきれいなオフィスに。が、非常に温厚な優しい方で、こちらのインタビューに対し想定以上にいろいろなお話をしてくださり、またこちら企業側の人材育成の悩みまで聞いてくださりました。

Agile開発などこれからの開発は、これまでと違って個々の人が自律的に活動する必要があること、そういったマインドは大学時代から養う必要があることを同意いただき、その話で盛り上がりました。

本当に素晴らしい方でファンになってしまいました。最後に 「いつも厳しい顔の写真ばかり載せられるから、明るい顔にしてね!」 とおっしゃり、それで選んだのがあの p12 の写真です。話題の大学入試改革のリーダー等もされていて、お会いする前は(そういった写真のせいか)厳しいイメージだったのですが、ご覧の通りの笑顔をいただきました!

今回の安西先生インタビューは、安西先生が理事をされている Future Skills Projectの講師をされた田端さんと、安西先生とゆるぎないチャネルをお持ちだった紀さんのおかげで実現しました。お二人のおかげです。本当にありがとうございました!


11/10
本日ついに、 ProVISION Vol.87 「デジタル時代を勝ち抜くアプリケーション開発」 -Winning the digital era of application development- が発刊!
編集長的なコンテンツ・リーダーとして今号をとりまとめましたが、なかなか思うようにいかない部分もあり、苦労しました・・・が、出来上がってみるとなかなか読みごたえのある濃い内容では!
執筆してくれた皆さん、担当の木村さんのおかげです。本当にありがとうございました!!

=> Web版はこちらから全文読めます

巻頭のマネージメント・メッセージは、日本IBM GBSトップのCameron Artさんにお願いしました。正直申しましてある程度は私が書きましたが(笑)、Cameronさん自らも 「デジタル時代こそ、ビジネス・トランスフォーションのチャンス」、「速さを増すビジネスのスピードに対応することが重要」、「企業内部の情報だけでなく、外部の情報も含めWatson等で分析することが必要」 といった重要なメッセージを書いてくれました。デジタル時代に対応するための、ビジネス・サイドから力強いメッセージをもらえたと思ってます。

 

Digital News – 新しいデジタルの動き

11/18
今日は、某丸の内のお客様と、新しいデジタル時代のアプリケーションについてのディスカッション。お客さんも真剣にデジタル時代のビジネスを考えているというのが、ヒシヒシと伝わってきました。充実したディスカッションを終えて外に出ると、以下の景色。余計きれいに見えました。

丸の内


11/6
「Uberization – ウーバライゼーション」 というのを聞いたのは初めて。「経営層は“ウーバライゼーション”に強い関心、米IBMが調査」 という記事でした。

ウーバライゼ―ションとは、「米 Uber がタクシー業界に衝撃と同様に、従来と全く異なるビジネスモデルで新しいデジタル企業が 市場参入することによって、その業界の状況が大きく変わる現象」 だそうです。単語もすごいですが、この意味の奥深さはすごいでね。

http://bizboard.nikkeibp.co.jp/itpro/atcl/news/15/110403605/?ST=p_bizboard&bzb_pt=0&bizclipmail=1

インダストリー・コンバージェンスによって業界の垣根が取り壊され、破壊的な変化が起こることが一番の関心事ということですね。間違いなく台風の目になるのは、いわゆる 「デジタル企業」 で、デジタル企業と組むのか、自らデジタル化するのか、がこれからの議論になりそうです。


11/6
本日は、IBM AcademyのGlobal Leaderと会談。
IBM Academyは、26年前にGlobal IBMで設立された、IBMの中の選りすぐられた技術者のみが参加できる技術コミュニティで、日本IBMには数十名がそこに参加する権利があります。その中で紹介された今のIBM Academyのモットーが良かったので、以下に紹介します。

unleashing wild ducks
– within yourself and in others –
to innovate with speed

academy_wall_156x156 IBM Academy


10/27
本日は、日本郵政さんが、iPadでの高齢者見守りサービスの実証実験を開始した。とのニュース。ちょっとだけ関わっていたので、感慨もひとしおです。シニアな方も iPad で見守られるなんて、ホントにデジタルな世の中になってきたんだなぁと。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC27H0B_X21C15A0EE8000/

Digital – Tokyo Motor Show 2015

11/1
もう一つ面白かったのは、Toyotaさんの以下の燃料電池自動車 (FC) 模型。良く見ると白い模型の真ん中の青い燃料電池(Battery) に、水素(H)と酸素(O)の Cup がつなげてあって、そこから吸い上げて模型が走ります。子供たちが歓声を上げて喜んでたけど、このValue、分かったかな?

燃料電池


11/1
Motor Showでは、いわゆる自動車以外にもたくさん面白い乗り物が。以下は Compact Mobility。前後 Two Seat の EV で、静かにすべるように走ってました。もう近所はこれで Eco Drive で良いですね!

ev

始めて見たのは以下の Personal Mobility。以下の右端にちらっと見えるセグウェイ風のは良くあるけど、こちらは動く椅子 Chair Mobility? って感じ。見た目は結構不安定っぽいけど、人の体重のかけ方でかなり機敏に反応して動いて、とっても楽しそう。これなら家の中でも使える!

honda


10/31
今年のMotor Showは思ったよりも自動運転が少なく・・。でも、以下のNISSAN IDSは良かったです。こちらのDemo Videoでは、自分で運転したい時はハンドルを握って、それ以外はハンドルが自動で格納され、iPadみたいなのが出てきて(以下の真ん中下部)自動運転 (Auto-Drive)というのを効果的に見せてくれました。

nissan_ids

上のVideoでは自動駐車もDemoしていましたが、自動駐車はもうすぐ普及しそうですね。


10/31
東京モーターショー2015、まさにDigital時代の車のオンパレードでした。その中でも印象が強烈だったのは以下の Mercedes-Benz F 015 (Luxury in motion)。 続きを読む Digital – Tokyo Motor Show 2015

Scene – Digital の風景

11/9
本日は渋谷で 「IBM FinTech Meetup」 。金融機関の方と、FinTechのベンチャー企業の方々・・・ダーク・スーツとジーンズが一同に介して、盛り上がりました。FinTech企業の方の話は始めてだったけど、結構皆さん面白いチャレンジをされていますね。

fintech_meetup

最初は何となくお互いヨソヨソしいというか、何となく攻めている側、攻められている側感があったようにも思いましたが、パネル・ディスカッションなどでは、お互い規制など苦労している点も共有でき、後の懇親会(下)では和気アイアイという感じでした。

fintech懇親会

この渋谷の会場 「dots.」 もイイ感じでしたね。ややカジュアルだけど明る過ぎないのでちょうどよい。別途お邪魔したFinTech企業も表参道で、やっぱり FinTech といえばこのエリアですかね?

しかし、その表参道で会ったFinTech企業のボスが、11月なのに半袖Tシャツだったのには驚いた!


10/30
弊社の新しい拠点 「丸の内 永楽ビル」。12月にココでFinTechの講演をすることになったので、下見とセキュリティ・カードもらうのを兼ねて行ってみました。

永楽ビル

どこかなぁーと思って行ってみたら、iiyoの上でした。iiyoは行った事あって、ここの地下のレストランって、丸の内のわりに結構コストパフォーマンスいいんですよね。で、以下の3つのお店で悩んだ末、一番左の「舎鈴(しゃりん)」でラーメン・ランチ。どっかで食べた事ある味だなぁと思ったら、やっぱり六厘舎の系列とのこと。

iiyo

肝心の永楽ビルの中身は・・・また講演の時に!


10/22

ちなみに下は、先月行ったAtlantaのIBM Design Studio。こちらも部屋の壁はほとんどホワイトボードでした。世界中に同様のコンセプトの施設があります。

IBM Studio Atlanta

 


10/22
今日は新しいIBM Studioで始めてのセッション 「デザイン思考」。Design Thinkingですね。この部屋はスペースの真ん中にあって、壁は全部可動式かつ、ホワイトボードになってます。最初は壁に落書きするみたいで、何かちょっと気が引けたかな・・。でもやり始めると、何か皆ノリノリになってくるので不思議。

IBM Studio WS

 


2015/10/19
今日はIBM箱崎本社の7Fにオープンする、IBM Studioでの前日セッション。写真、内緒で撮っちゃいました。以下のようなカッコ良いエリアが突如出現。イイですねー。ここなら発想を広げる事ができそう。

IBM Studio

Pepper君が、コーヒー・エリアで迎えてくれます。何かPepper君の独り占めも不思議な気分。けなげに一生懸命話しかけてくれるんだけど、どうしても二人(?)だけで話す気になれず・・・。もし誰か見てたら、恥ずかしいし・・・。

Pepper

ここは箱崎本社7Fの 「IBM Client Experience Center」。お客様に来ていただいて特別な環境で、いつもと違う発想を引き出す施設です。以前もCECという名前だったけど、Client Engagementが、Client Experienceに変わりました。やはりこれからはCXが大事ね。

IBM CEC

Era – 時代の流れ?

新しい時代の話をする前に、ちょっと古い時代の話。
私はコンピュータ屋の IT Architect なので、もちろん新しい技術が好きですが、古い技術も好きです。初代IBM PCの PC-AT を取り寄せたり、机の上には昔のPCから引き抜いた 486 DX2 のCPUが飾ってあったり、初期のThinkPad を取っておいたり・・・。

やっぱり歴史の流れってあると思うんですよね。あの技術があったから、今このアーキテクチャが可能になるっていう。温故知新でもないですが、だから古いモノも大事にして、新しいモノに生かす事が必要かと思っています。だから家には、DOS/Vマガジンや、OS/2マガジン の第一号とかも飾ってあります。(若い人は、それってナニ?って感じですよね~)

話は変わりますが、私の職業は IT Architect ですが、実は趣味は ITじゃないリアル・アーキテクチャです。つまり、建築物とか。休暇を取っては、世界を回って古いアーキテクチャや、新しいアーキテクチャを見て回っています。

4.ストーンヘンジ 逆光eye

一番古いアーキテクチャといえば?やっぱり、上のイギリス 「ストーンヘンジ」 ですね。これは古い!3000年前です。でもコレがあるから、今の建築物や暦、気象観測がありますよね。3000年前にこれだけの石を積み上げられた技術は、素晴らしいと思います。

次は、アーキテクチャじゃないですが、「ロゼッタ・ストーン」。2200年前に作られた石で、ここに古代エジプト語のヒエログリフと、ギリシャ文字の両方で同じ内容が彫られていたため、古代エジプトの文献が読めるようになった、あれです。

12.大英博物館 ロゼッタストーン

以下はローマのフォロロマーノ。ローマ時代の凱旋門です。2500年前に造られた建造物です。ここは広い範囲でローマの遺跡が発掘され、残されています。

フォロロマーノ

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Digital Era – デジタル時代

このブログのテーマは、 Digital Era ・・・「デジタル時代」 。

“Digital” って、昔デジタルなんとかって会社があって、私も20年以上前に学校でそこのコンピューターを使っていましたが、ある意味懐かしい用語ですよね。コンピューターの象徴的用語でしたが、むしろ近年はあまり使われていませんでした。

ところが2015年初くらいから広く、新しい世の中を 「デジタル化された時代」 などと呼ぶようになりました。50年前からコンピューターは使われていたのに? もっと普通の人の普通の生活がデジタル化されたという事ですね。今の若者は小さい頃からPCを触り、常にスマホを持ち歩いているので、世の中全てが「Digitized – デジタル化された」という事なんでしょうね。

Marc Prenskyはそういった若者を、Digital Nativeと呼んでます。日本では、1980年以降の生まれの人が該当するそうです。・・・しまった、俺は完全に枠外やないか・・・。

しかし一応、日本のコンピューター業界でJavaやWeb、SOAなどを牽引してきた一人との自負があります。まさか、MobileやCloudの開発したことありませんとは言えません・・・。ましてやプロジェクトのテクニカル・レビューで、そんなオープンソース聞いたことありませんとも言えず・・・。


・・・というわけで、すっかり Digital Native 世代ではない私ですが、Digital Era にチャレンジすることにしました!
このブログは、その冷汗と感涙の記録です。

 

profile – プロフィール

portlait raffle Tetsuya Nikami
IBM
Distinguished Engineer
Architect

IBM Japanにて、以下の各技術分野におけるテクニカル・リーダー担当

1995~ Java, Web のフレームワーク
2000~ WebSphereの大規模案件適用
2005~ SOA
2010~ 開発メソドロジ
2015~ ?