Pokemon GO – ポケモンGO ついに凱旋!遊び方はこちら

世界的に 「ポケモノミクス」 とまで呼ばれる ブームを巻き起こしている 「ポケモンGO」 がついに日本に凱旋!ということで、早速ダウンロード。と思ったのですが AppStore で見つかりません。

Pokemon go AppStore

試したら 「pokemon go」 と英語で検索すれば見つかりました。そういえばこの ポケモンGO、任天堂さんではなく、旧Google傘下の Niantic社の提供。それもあっての英語名称ですかね。

Pokemon go 設定W

早速インストールして立ち上げたら、上のキャラ設定画面。肌の色や服の色が選べます。後はニックネームの登録。これがなかなか使えるニックネームが無く何度か入れ直しましたが、結局Ingressと同じにしたらOKでした。(Ingressと連携してる?) が、設定はこれくらいですぐ楽しめます。しばらく歩いていると、ブルっとしてトップのフォトのように近くにポケモンが出現。このポケモンをタップするとGET画面になります。
おっと、駅に ニャース 出現!(以下の背景は実写モード)

Pokemon go ニャース

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FinTech共通APIの接続検証を完了しました!

FinTech共通API の、FinTech企業さんとの接続検証が完了したので以下にアナウンスしました!

⇒「FinTech共通API」、FinTech企業との接続検証を実施

また、日経BPさんのIT Proに、インタビュー記事も記載いただきました。

⇒日本IBMが銀行API提供サービスで5社と接続検証完了(日経IT Pro)

接続検証を実施いただいたのは、マネーフォワードさん、マネーツリーさん、Zaimさん、freeeさん、オービックさん。いずれもあまりサポートしなくても、サクっとつなげていただいたのは、さすが名だたるFinTech企業の技術者の方々ですね。

実はこれまでも、FinTech企業の家計簿アプリ等は既に銀行と接続できていて、いろんな口座を一つの画面で見られて便利でした。

⇒FinTechアプリを使ってみて分かった

が、裏の仕組みは 「スクリーンスクレイピング」 と呼ばれる、裏で画面をシミュレーションしてデータを取得するような方法が多かったようです。その場合、銀行が少し インターネット・バンキング の画面を変更するとしばらく接続できなくなってクレームが来たり、パスワードをFinTech企業に預けないといけないのに不安を感じる人がいたりといった課題がありました。

FinTech Screen

そこで、銀行さんに API (アプリケーション・プログラミング・インターフェース。Web API とも呼ばれる)を公開いただき、画面ではなくプログラム間通信にすることで解決するのがこの取り組みです。このような形態を 「APIバンキング」 (API Banking) と呼びます。

FinTech API Banking

そのAPIを共通的なものとすることで、FinTech企業的にも一つのインターフェースの仕様に合わせて開発すれば済むし、銀行的にも多数のFinTech企業といちいち折衝しなくても済むようになるということで、多くの銀行さんにこの 「FinTech共通API」 をご検討いただいています。

FinTech共通API

技術的には、REST/JSON といった最新の汎用的な技術を使ったAPIを構築して接続いただいていますが、認証のところを OAuth 2.0 という仕組みで銀行でログイン認証してから FinTech企業に銀行が接続を許可(認可)するというのが、ポイントになっています。

この FinTech共通API で、さらに便利なスマホ・アプリが世の中にたくさん出てくることを願っております!

⇒FinTechシリーズ全記事


Virtual Reality – 千円でVR体験!Googleカードボード

千円で VR (Virtual Reality) 体験ができると聞いて、試してみました。まず以下のGoogleカードボード (Google Cardboard) を Amazon で購入。

Google カードボード

正確には本体代1080円 と、送料 350円の、計1430円でした。家に帰ったら郵便受けに入っていたので、そのコンパクトさに驚きつつ早速開封。以下の袋入りの段ボール風のモノでした。(まさに「ボード」)

Google Cardboard Package2

その段ボールをベロンと展開すると、以下に。この縦長の上2/3は組み立て手順で、下1/3が本体のため下をミシン目で切り取ります。後は上の組み立てて順どおりに組み立て。

Google Cardboard 展開

・・・と思いきや、その組み立て手順が全然手順になってない!ということで一瞬悩みましたが、しばらくやってみると理解。要するに、①と①の部分、②と②の部分など、丸数字のところを合わせていくということなのね。以下がその①、②、③、④を合わせようとしているところ。こんな感じで組み立てていきます。

Google Cardboard 組み立て2

すると、トップのフォトのように組み立て完成!その後以下のようにスマホを組み込みます。が、その前にアプリのダウンロードが必要。あれ?アプリは?・・・と思って見たら、上の上の展開図の真ん中辺にQRコードを発見。あやうく捨てるところだった・・・と思いながらそのQRコードでアプリにジャンプ。・・・しようと思ったけどなんかうまく飛ばなかったので、結局書いてあった g.co/cardboard を入力して以下からアプリをダウンロード。

Google Cardboard アプリ

すると簡単にインストールできて、そのまま立ち上げられました。が、そこで何やらカメラが立ち上がり、何かを写させろって雰囲気が。そこで再度先ほどのQRコード(以下の左)をかざすと、無事動くようになりました。ちゃんとこの段ボールのQRコードが無いと立ち上げられないようになっているのね。 続きを読む Virtual Reality – 千円でVR体験!Googleカードボード

Watson Summit – コグニティブ時代の ワトソンの使い方

本日はWatson Summit。昨年まではエキサイトという名前のカンファレンスでしたが、Watson Summitという名前にした瞬間すごい集客率だったそうで、やはりWatson効果は絶大ですね。トップのフォトのポール与那嶺社長のスピーチで幕を開けましたが、Global IBMのGinni Rometti会長も以下のコメントを寄せている通り、

Watson Summit Ginni

もうIBMはコグニティブとクラウドの会社です。とのこと。他にもいろいろあったような気もするけど・・・もうその二点に全て集約させるくらい、力が入ってますね。

私も今年からWatsonの技術統括も担当しているので、うまく活用してお客様の役に立てたいですね。ということで、すっかり有名になったこのWatson君をどう使っていくかが、このカンファレンスの主題であると思いました。

基調講演の一つは、PepperでWatsonと強力に協業させていただいている、ソフトバンク社の宮内社長からお話いただきました。最初の話は、アメリカの大学で、大学の履修科目などの問い合わせ対応にWatsonを使っていたが、5ヶ月間誰もWatsonが答えていると気付かず、人だと思ってたという話がありました。

Watson Summit 大学

この話はシンプルで分かりやいですね。もうそういう時代になったなと。そういう使い方があるんだなと。Watsonなら夜中でも休日でも休まず答えてくれますしね。また、三菱東京UFJ銀行様のLINEを活用したサービス提供事例も話していただきました。

Watson Summit BTMU

ソフトバンクさんに多大なる強力を得て開発した日本語Watson、既にこのように活躍していますね。面白かったのは、次のソフトバンクさん自身の事例 「Softbank BRAIN」。ソフトバンク社用Watsonをどんどん賢く教育して、コールセンターの電話や、携帯ショップでの問い合わせに対して、難しい質問でも即座にWatsonが答えてくれるようにしようとするもの。さすがソフトバンクさん、取り組みが一歩先を行っていますね。

Watson Summit Softbank宮内社長

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Shanghai – 上海デザイン・スタジオで デザイン思考

先週上海に出張して、デザイン・スタジオが新しくできたとのことで見学。新しいビル(KIC Technical Center)の1Fに、以下のような IBM Studio ができていました。(立っているのが見学者)

上海IBM DC

壁や柱が特徴的に色分けされており、半透明なガラスの中が部屋になっていて、壁に絵を書いたりポストイットが貼れるようになっています。そこでデザイン思考(デザイン・シンキング)のセッションを開催することで、より創造的なアイデアをという趣向ですね。

プレゼン・エリアもパワポをプロジェクターで見るのではなく、以下の右の女性が持っている iPadの画面をApple TVなどでそのまま投影しながらディスカッションします。実際に動くアプリを見ながらディスカッションしてその場で修正するのは効率的で、もうパワポでチャート化する時代ではないですね。

上海IBM DC_presen

面白かったのは、デザイン・シンキングの部屋にはオーブン・レンジやコーヒー・メーカーもあって、そこで料理して食べながら話せるようになってました。椅子も全て可動式でどこでも移動できます。お堅い会議形式ではなく、リラックスして自由な発想をということですね。

2Fには以下のようなスペースもあります。一見すると何のスペースか分かりにくいですが、左の2面テレビとその上のWebカメラを使って、大人数でTV会議をするスペースです。自由な雰囲気で遠隔地とコミュニケーションする感じが良かったです。

上海IBM TC room

中国もなかなか進んでいます。
このTV会議スペース、日本にも作ろう!

 

AdSense – Googleのアドテクノロジー、アドセンス

アドテクノロジー(アドテク)は、Webページにいかに効果的に広告を表示するかの技術。ネットの普及に伴ってかなり進化しますので検証してみました。

どういう広告を表示すれば効果的でしょうか?単純にはそのページに合ったテーマの広告を表示することです。例えば、スマホの記事を読んでいる人はスマホに興味があるはずなので、スマホの広告を表示するなどです。アドテクは自動的にそのページの内容を把握し、そのページにあった広告を表示してくれます。例えば私のBluemixの記事のページにはよく以下が表示されます。(以下はクリックできません)

IBMCloud2

この広告は、Googleさんのアドセンス(AdSense)という(アフィリエイト)サービスを使って表示させています。ページのコンテンツ内容を見て表示してくれていますが、毎回同じ広告にならないように、再表示するとまた内容は変わります。

アドセンスが優れているのは、内容だけでなくその人が最近見た商品の広告を、他のページにも出してくれることです。例えば以下をクリックしてゴルフサイトで、いくつかのゴルフ場のページを見たとします。



すると、すこしすると こちらのページ の下部のように、広告にゴルフ場の広告が表示されるようになります。(以下はクリックできません)

AdSense Golf3

楽天のサイトを見たのに、なぜこちらのブログがそれを認識できたのでしょうか?これがアドテクですね。Googleさんは、楽天サイトであなたがどの商品を見たかの情報を即座に取得して、別のページにもそれを表示できるようにしています。楽天さんはそれを可能にするためのAPIを提供していて、Googleがそれをアクセスすることで即座の情報取得を可能にしています。

また、以下のリンク先のようなスマートウオッチの商品のページで、いくつかスマートウオッチを参照したとします。

スマートウォッチ商品へのリンク

すると以下のようにアドセンスはこのサイトの広告にスマートウォッチを表示するようになりますが、(以下はクリックできません)

AdSense Result2

全然別の Yahoo! news のサイトを見ても、スマートウォッチの広告が表示されるようになります。

⇒ヤフー・ニュース

(以下はクリックできません)
Yahoo news

その人が今何の商品に関心があるかをキャッチし、他のページに行ってもその商品の広告を即座に提示するとは、おそるべしアドセンスのアドテクですね。このようにWeb広告は、より効果的な広告を表示するために日々進化しています。ちなみにこのブログにアドセンスを貼り付けてありますが、1クリック1円とかで、このサーバー代を稼いでくれています。(全然元は取れておりませんが・・・)

このように自分のブログなどに貼り付ける広告を提供してくれることを、アフィリエイトといいます。そう簡単には儲かりませんが、自分でやってみると、インターネットの広告がどのような仕組みで成り立っているか良く分かりますよ。

⇒アフィリエイトの提携のしかた

 

Carp – カープ女子用「恋するマップ」で、デジタル女子力向上コラボ

私は言わずと知れた広島カープのファンですが、カープ女子のためのアプリがあると聞いて、思わずインストールしてみました。
アプリ自体は、ゼンリンさんの「恋するマップ~女子ちず~」。名前からして男子禁制感満載ですが、広島カープとコラボしたとのことで、勇気を出してApp Storeからインストールしてみました。特におこられる事なく導入完了(あたり前か)。すると以下の画面が・・。

ゼンリン 恋するマップ

なんてキラキラ画面でしょうか。電車で開くのはさすがに恥ずかしい・・。
ちなみに上の画面は、下の検索キーワードで「トイレ」と入力してみたところ、キラキラなトイレがマップに表示されたところです(後述)。

さて、その「恋するマップ」の「ジャンル検索」機能を呼び出したところ、以下のような広島カープのマークが。

ジャンル検索

そのカープをタップすると、広島カープ関連の施設が表示されるようになりました。以下は銀座にある広島のアンテナショップ、TAU(たう)です。東京在住の広島カープ・ファンには必須の情報ですね。

カープTAUマップ

ちなみに「たう」 は、広島弁で届くという意味で、「手がたう」 は手が届くという意味です。私は東京に来てもしばらく、いつも「たう」と言いそうになってこらえてました。その TAU をクリックすると以下の詳細が表示されます。

カープTAU

これを見るとこのカープ情報マップは 「鯉するマップ」 って言うんですね~。最近このような、デジタル・アプリの企業とのコラボが増えていますね。
ちなみに広島市のマップを見てみると、当然広島スタジアムはしっかり強調されて表示されます。

マツダZoomZoomスタジアム

ちなみにここにも表示されますが、この広島スタジアムの付近にあるローソンさんは、通常の青ではなく以下のように赤くなっています。さすが、ローソンも赤くなる広島カープ・パワー。(赤くないと客が入らない?)

赤いローソン2

ところでこのゼンリンさんの「恋するマップ」、このカープとのコラボ企画があるまでは知らなかったのですが、これからは女子力も「デジタル女子力」 だなぁと感じました。上の方の画面で 「トイレ」 検索した結果の画面がありましたが、トイレも「キラキラ」が付いているものと、そうでないものとあるのに気付きます。一番キラキラしていた、有楽町マルイのトイレをタップしてみると、

マルイ トイレ

すごいです・・・トイレとは思えません。高級ホテルのロビーのようです。もう一つ、有楽町マリオンのルミネのトイレをタップしてみると、

ルミネ トイレ1

これまたどこかのギャラリーのようですね・・。
もちろんこのような女子トイレに入ったことはありませんが、いかに女子がトイレに命を懸けているかが、よくわかりました。女子トイレってこんなに豪華なんですね・・・。しかもそれがこのようなマップ・アプリで検索できるようになっているなんて・・・。

おそるべしデジタル女子力。

 

Architect – 日経SYSTEMSでアーキテクチャー構築記事の連載開始!

日経SYSTEMSさんで、アーキテクチャー構築とはの連載記事を始めました!2016年4月号から、6号連続でアーキテクチャー構築に関する記事「1からはじめるアーキテクチャー構築」を連載させていただきます。第一回目は、田端さんに書いていただき、私がサポートいたしました。

日経SYSTEMアーキテクチャ構築一回目

今回の連載は、初めてアーキテクチャーを構築する人が、アーキテキチャーを構築するとはどういうことかを理解し、どのようなアウトプットを作成していくのかを習得していただくためのものです。IBMの主力アーキテクトがリレー形式で分かりやすくアーキテクチャー構築とはを解説いたしますので(ガンバリます)、是非多くの方に参考にしていただきたいです。

一般の書店ではあまり売っていないかもしれませんが、以下の表紙ですので、会社などにありましたら是非読んでください!

日経SYSTEM

連載の第一回目は、そもそもアーキテクチャーとは(What is Architecture的)を建築の例などを参考に記述し、要求をアーキテクチャーとしてモデル化していく意義は何かを解説しています。これから本格的にアーキテクトを目指される方で、アーキテクチャーって何で、どうやって構築するの?と思っている人にはとても良い参考になると思います。

考えてみたら、こういった記事ってこれまであまり無かったですね。是非読んでみてください。
第二回目も、お楽しみに!

 

Ingress – イングレスの企業コラボ・ローソン編

見つけました!イングレスのLAWSONパワーキューブ。ローソンさんとイングレスのコラボ作品ですね。アイテムの企業コラボは珍しいです。

とはいえ、イングレスって何?という方のためにちょっと解説。イングレス は、Androidや iPhone の 両スマホ で楽しめるゲームです。元々はGoogle社の一部門で今はアルファベットの傘下企業、ナイアンティックラボが提供している、陣取り合戦的ゲームです。が、日本の国取り合戦風ではなく、マトリックス的な独特のクールな世界観を持っているところがさすがです。

イングレスを立ち上げると、以下のように地図の上に「ポータル」と呼ばれる炎のようなものが表示されます。そこに近づいて「ハック」するとポイントが取得できます。

ingress2_近づく

その「ポータル」をクリックすると、以下のような詳細が表示されます。街にある様々なオブジェや目印が登録されています。会社や自宅の周辺など、結構身近なモノが登録されているので楽しめます。

ingress3_hack

イングレスは、最初に緑チームと青チームに分かれて活動しますが、敵チームのポータルを破壊し乗っ取ってマイポータルにしたり、見方のポータル同士を「リンク」してエリアを広げたりすることで、ポイントを蓄積。一定ポイントが溜まったらレベルを上げることができます。

少し前から、このイングレスで企業がコラボを始めてました。例えば冒頭のローソンさんは、ほとんどの店舗が以下のようにポータルとして登録されています。イングレスに(私のように)ハマると結構スマホ見ながら歩いてしまいますが、ローソンさんのポータルをハックしたことで、あ・・そういえばちょっと寄っていこうかな・・という効果が期待できますよね。
三菱東京UFJ銀行さんも、全ての拠点を登録されています。

IMG_0950

このような企業のポータルへの登録はこれまでもあったのですが、ローソンさんのLAWSON仕様パワーキューブは、そこまで作ってしまうとはこれまで無かったですね。以下のように「Very Rare」アイテムとなっております。 続きを読む Ingress – イングレスの企業コラボ・ローソン編

Cordova – iPhone, iOSと Android 両方で動くアプリ開発環境

iPhone / iOSと Android 両方で動くアプリを開発してみたいと思っていたら、Apacheの Cordova というオープンソースで作れるとのことで Windows7 に開発環境をセットアップしてみました。

Cordova で提供される Cordovaフレームワーク は、モバイル上で稼動するアプリを作る際に、iOSやAndroidの実装の違いを吸収するために作られた PhoneGap が元になっています。HTML5やJavaScriptを使って一つアプリを作れば、いろんなモバイルで動かすことが可能になるとは便利ですよね。

ダウンロードと環境準備

iOSとAndroidの両方の環境設定が必要なだけに、環境準備はちょっとややこしいです。が、それもあってか Cordovaセットアップ用コマンドが用意されていますので、それを活用しましょう。JavaScriptで稼動するため、JavaScriptエンジンの Node.js を以下からダウンロード (INSTALL) してください。

=>Node.js の ダウンロード (INSTALL)

node-xxxx.msi がダウンロードされたら実行し、基本そのままのデフォルト設定で導入します。すると、Node.js のパッケージ管理コマンド 「npm」 が実行できるようになり、後述のCordovaセットアップで使います。

次に、Java開発環境である「Java SE 7」のJDKが導入されていない人は、以下からJDKをダウンロードして導入してください。(JREだけではNGでSDKが必要。Oracle版が必須)

=>JDK (Java SE Development Kitの、jdk-7u79-windows-x64.exe 等) 

また、ビルドに必要なApacheのAntを導入してください。
http://ant.apache.org/bindownload.cgi の中ほどにある、apache-ant-X.X.X-bin.zip をダウンロードして解凍してください。EclipseのPleiades等を導入している人は、以下の例のようにPATHを設定すればそのまま使えます。

Android SDK 実行のために、WindowsにJava実行のPATHを設定します。Windowsの[コンピューター][システムのプロパティ][詳細設定][環境変数]で、以下の2つをセットしてください。

ユーザー環境変数(新規追加): JAVA_HOME
変数値(例): C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_79

ユーザー環境変数(新規追加): ANT_HOME
変数値 (Pleiadesが入っている場合の例): C:\pleiades\eclipse\plugins\org.apache.ant_1.9.2.v201404171502

ユーザー環境変数 [Path] を編集し、後ろに以下を追加
…… ;%JAVA_HOME%\bin;%ANT_HOME%\bin

Android 用開発キット(SDK)の、「Android Studio」を以下からダウンロードし、android-studio-xxxx.exeを実行してください。(android-studio-bundle-141.1890965-windows.exe で900MB近くあり、導入はさらに4GB程度必要となります)
基本そのままのデフォルト設定で大丈夫です。(前のバージョンを聞かれたら、Do not have previous version を選択)

=> Android Studio

Intel HAXMがインストールされていないと、エミュレーターを実行することができません。導入最後にこれらのエラーが表示されたら、BIOSのCPU Configurationで、[(Intel) Visualization Technology]をオンにして Android Studio を再導入してください。

Macの人は、iOS用開発キット(SDK)の、「Xcode」を以下からダウンロードしてください。AppStoreからダウンロードする形になります。

=> Xcode

残念ながら、私のようなWindows環境の人にはこの Xcode を導入することが基本的にできません。実際に iOS環境でテストしてみるのは Mac購入後にするとして、iOSでも動くアプリになると信じて、まずはWindows上の Android環境でテストしてみたいと思います。

Cordovaのセットアップ

Windowsのアクセサリのコマンド・プロンプトを立ち上げ、以下を実行してください。(以下のように、Node.jsを導入したディレクトリから実行)

C:\Program Files\nodejs> npm install cordova -g

すると、以下のようなメッセージを出力し、導入が完了します。

cordova@5.0.0 C:\Users\XXXX\AppData\Roaming\npm\node_modules\cordova
├── q@1.0.1
├── underscore@1.7.0
├── nopt@3.0.1 (abbrev@1.0.5)
└── cordova-lib@5.0.0 (valid-identifier@0.0.1, osenv@0.1.0, ….

次に、Cordovaプラグイン を実行するための plugman を以下で導入します。

C:\Program Files\nodejs> npm install plugman -g

以下のように、cordova コマンドで引数 -v を与えると、バージョンが表示されるはずです。

C:\Program Files\nodejs> cordova -v
5.0.0

また、cordova コマンドが、Android SDKの各種ツールを呼び出せるようにするために、以下の2つのPATHを、Java同様に追加します。(以下の「ユーザー名」のところは、各環境に合わせて変更)

ユーザー環境変数 [Path] を編集し、後ろに以下を追加
……;C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Android\sdk\tools;C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Android\sdk\platform-tools;

うまくPATHが設定できていれば、以下の android コマンドをコマンドプロンプトで実行すれば、ヘルプが参照できるはずです。

> android -h

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FinTechとは何か – やってみて分かった!

2/14
FinTechアプリ・チャレンジ・シリーズ、3つめは 「マネーツリー」。こちらもメジャーですね。やはりまずiPhoneアプリのログイン画面。メールIDを入れたら、確認メールが来ます。他と違うのは、ボタンを押してスマホのアプリでパスワードを確認します。どうもマネーツリーさんは、ブラウザ用Webサイトは無いようですね。スマホ特化で潔い感じです。

マネーツリー・ログイン

次に4桁の暗証番号を設定します。マネーツリーは、他の人に見られるのを防ぐためか、画面を閉じる度にPINコードが必要になります。他の人に見られないという意味では有効ですが、面倒に思う人もいるかも。

マネーツリー・PIN

口座の部分をクリックすると、口座を登録できて、他と比較しても一番多い金融機関名が表示されます。カードの数も多く、サポート金融機関の多さ、すごいですね。あまり多すぎて目的の銀行を探すのに時間がかかるくらいです。

マネーツリー口座登録

上の画面で口座番号等を入力すると、以下のサマリーの口座残高画面で一覧することができます。

マネーツリー口座残高

上のサマリー画面を左右にフリックすると、ポイントや利用金額の画面に移ることができます。ポイントは、マイレージなどの登録も可能です。

全体的にポップな色の爽やかな画面で、直感的に使いやすいですね。文字も大きめで読みやすいです。マネーツリーさんは、多数の金融機関やカードを連携させての個人資産管理で使いやすそうです!


2/11
2つめのFinTechアプリは、「Zaim」。日経新聞の家計簿アプリ・ランキングで一位でしたね。まずはiPhoneアプリのログイン画面。メールIDを入れたら、そこに確認メールが来て、指定URLをクリックして確認するのはどこも同じですね。

zaim.login2

使用条項を読んだら、個人情報が識別できないようにして統計データを活用すると明記されています。確かに社長さんにお会いした時に、統計情報の使い方について熱く語ってらっしゃった事を思い出しました。

zaim.tscs2

さて、Zaimと言えばやはりレシート読み込み。たまたまその日使ったタクシーのレシートがあったので、読み込ませてみたところ・・・。

taxi_receipt

zaim.taxi

完璧ですね。値段はもちろん、タクシー会社の名前や電話番号までしっかりテキスト化して読み込んでくれました。これは素晴らしい。うちの会社の交通費精算もこれを使って欲しい!
また、もちろん金融機関の口座等も登録できます。

web_金融機関2

マネーフォワードと違うのは、私の銀行の口座が、契約者番号でなく口座番号を入力するようになっているところですね。このあたり含め、Zaimさんは画面や機能の共通化にこだわられているような気がします。

web_銀行登録

ホーム画面も、複数の金融機関の一元管理よりも、日々の家計簿として目標に対する今日のお金の使い方に着目されているようです。やはり、特に女性の方の使い方を意識したアプリになっていますね。

zaim_home1

マネーフォワードのように、マイレージ等を口座残高情報とまとめて表示する機能は無いようです。


2/7
FinTechとは何か知るために、実際にやってみました。最近はやりの 家計簿アプリ で、スマホから銀行の 口座残高 を参照するものです。まずは、銀行ホームページから ダイレクト(インターネット・バンキング)の画面にアクセス。ダイレクトの第一暗証番号を確認しました。

さていよいよFinTechの家計簿アプリの導入。iPhoneのAppStoreで、一番有名なマネーフォワードを検索してインストールしました。開いたら以下の初期画面で、自分のメールアドレスと、マネーフォワード用のパスワードを入力します。 続きを読む FinTechとは何か – やってみて分かった!

FinTech – 始めました

2/25
今日は日経BPさんと共催のFinTechセミナーで講演。100名近くの方に参加いただきました。特に以前プロジェクトで一緒にお仕事させていただいた方々も来てくださって、うれしかったです。

FinTechが拓く未来
http://ac.nikkeibp.co.jp/itp/ibm0225/

今回のセミナーでは、APIバンキングと、そこで使える以下の 「FinTech共通API」 というソリューションの紹介をしました。

@IT:日本IBMが「FinTech共通API」の提供を開始
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1602/24/news107.html

APIとは昔ながらのIT用語で、アプリケーション・プログラミング・インターフェースのことです。以前はパソコンの中でライブラリを呼び出すためのインターフェースがAPIでした。が、今はクラウドに様々な機能を提供するAPIがあって、それをアクセスすることで自分のアプリに取り込めるようになりました。

現在、いわゆる FinTechの家計簿アプリなどは、スクリーン・スクレイピングと呼ばれる裏で画面アクセスをシミュレーションする形態を取っています。これを、APIアクセスに変えて、セキュリティやサービスの向上を実現しようという話です。詳しくは、以下の 11/6 の記事を参照ください。


2/25
日経BPさん共催の 「FinTechが拓く未来」 セミナーでは、私の他に、freee社の佐々木社長と、上智大学の森下教授が講演されました。

freeeの佐々木さんは、クラウド上で会計ソフトを提供されて大変成功されていますが、話を聞いてその先見の明に改めて感嘆いたしました。今後は融資申請などの際に、企業が会計レポートを銀行に提出して審査してもらうのではなく、銀行に会計クラウドの場所を教えてたら勝手に銀行が見て審査してくれるように日本もなるのだ。という話には驚きました。

佐々木さんは特に、アプリのユーザー・エクスペリエンスがいかに重要かを説明くださり、やはりアプリは使い勝手が命とのことでした。freeeさんが語ると、説得力ありますね。また、AI技術を使って出納項目の分類をしているとの事。使い勝手の良さで人を引きつけて、AI技術で差別化をするのは私の講演内容とも合致していたので、その後話しやすかったです。

次は以下の上智大学の森下教授。非常にスマートな方でためになる法律の話でした。日本の金融を支えてらっしゃる方だなぁと思いました。

森下教授

法律上は誰が責任者かが大切だが、Blockchainは一体誰が責任者になるのか? という問いかけには、ハッとしました。確かに法律ではそこが難しいですね。逆に法律で縛れないところが、Blockchainは得意なのかもしれません。

また、法律と技術はバランスが大事とのお話、まさに目から鱗でした。正しく法律を決めるためには、技術的リスクを正確に把握する必要があるので教えて欲しいとの事。てっきり我々は法律で規制される側だと思っていたのですが、法律家の方は技術的情報も必要にしていたのですね。本当に貴重なお話、ありがとうございました!


11/6
FinTechの講演をした内容を、日経電子版で紹介いただきました。金融(Finance)で最新技術(Technology)を活用して、新しいサービスを始めましょうという話です。スマホとかこれだけ普及したら、いつでもどこでもネット経由で金融機関にアクセスできるから便利ですよね。

https://esf.nikkei.co.jp/t/f/fintech16/index_lmt.html
(アクセスには日経IDを取得いただく必要があります)

最近マネーフォワードさんやマネーツリーさんといった家計簿アプリを中心に、銀行さんとかにスマホからアクセスして口座残高照会とかできるようになって便利になりましたよね。先日の飲み会で聞いたら、若者の半数が既に使っていました(おじさんはともかく)。こういったスマホやクラウドなどを使った、金融系の便利なサービスが増えてきています。

そういったFinTechアプリを作っているのはベンチャー企業の方が多いのですが、オフィスが原宿にあったり、会議の服装もTシャツだったりと、随分とこれまでの金融のイメージと違います。先日もFinTech Meetupといううちのイベントが渋谷で開催されたのですが、ダークスーツの人とTシャツの人(左下あたり)が入り乱れて、なかなか興味深い光景でした。

FinTechMeetup

でも、この異なる文化がぶつかって化学反応が起きているからこそ、今非常にFinTechが熱いんだと思います。新しいアイデアのサービスが、どんどん出てきてます。ですが、さすがにお金がからむ話なので、そこはしっかりした仕組みで管理して欲しいですよね。そんな話を講演したら、日経さんが記事にしてくださいました。(宣伝)

ふとしたきっかけで始めたFinTechですが、日々ものすごいスピードで進化していて、技術屋にはジェットコースターに乗っているように楽しいですっ!

 

nikami.org – デジタル時代の自分デジタル化の軌跡