Bluemixのクラウド・アプリ開発環境「継続的デリバリー」とは何か

Bluemixのクラウド・アプリ開発環境は、Agile的に継続的に開発・提供(デリバリ)していくため、「継続的デリバリー(Continuous Delivery)」と呼ばれます。これまでのDevOpsの 「継続的インテグレーション」 の拡張版で、コード開発からビルド、サーバーへのリリースの繰り返しを効率的に行うための環境です。

これを実現するためには、Bluemixのアプリケーションの「概要」画面下の「継続的デリバリー」の「有効化」ボタンをクリックします。

bluemix2017_5-ci_enable

すると継続的デリバリー用のツールの流れ「ツールチェーン」が表示されるため、右下の「Create」ボタンで作成します。

bluemix2017_5-cd_toolchain

これは、ダッシュボードのメニューの「カタログ」や「サービスの作成⊕」をクリックしても以下のようなDevOpsのメニューが出てくるため、そこでContinuous Deliveryを選択しても同じです。

bluemix2017_4-cd

以下の選択画面が出ますので、ここでは右の「Start from a toolchain template」の「Start here」をクリックしてみましょう。

bluemix2017_4-toolchain

ツールチェーン(toolchain)とはBluemixが提供するひとまとまりのツール群のことで、いくつかパターンがあります。以下のテンプレートの中から 「Simple Cloud Foundary toolchain」 をクリックしてみましょう。

bluemix2017_4-toolchain_cfa

以下の画面が表示されますので、下の 「Create」 をクリックします。

bluemix2017_4-toolchain_cf_create

すると自分のtoolchainが以下のように作成されますが、GitHubに赤いエラーがでています。これはまだ登録していないという印で、その赤い部分をクリックし「Reconfigure」します。

bluemix2017_4-toolchain_toolchain

以下の画面で認証を取得するために 「Authorize」 をクリックします。

bluemix2017_4-toolchain_configure

以下の画面のようにGitHubに登録した人のemail addressがきかれます。初めての人は、下の青い 「Create an account」 をクリックしましょう。(初めてでない人は、5つ下の画面の[Save Integration]へ)

bluemix2017_4-toolchain_authorize

以下に自分独自の名前と、メール・アドレスとパスワードを入力して「Create an account」を押してしばらくすると、メールアドレスに確認のメールが届きます。それをクリックすると認証完了です。

bluemix2017_4-toolchain_github

以下の画面が表示されるので 「Start a project」 で開始して 「Repository name」 に sample など自分で入力してください。Privateのリポジトリにすると有料になりますので、とりあえず使ってみたい場合は「public」のままにします。「Create repository」 をクリックすると自分の開発スペースが作られます。

bluemix2017_4-github-start

Configure the integration画面に戻り再度「Authorize」をクリックすると以下の画面になるので「Authorize application」をクリック。アプリを認証します。

bluemix2017_4-toolchain_github-authorize

Configure the integration画面で「Save integration」するとtoolchainとアプリケーションが統合されます。

bluemix2017_4-configure_integration

Toolchainの「Connections」からは以下のようにアプリケーションがひも付けられているのが分かります。

bluemix2017_4-toolchain_connections

作成されたツールチェーンは、アプリごとに以下のように表示されます。真ん中上のCODEの「GitHub」の四角をクリックしましょう。こちらがソースコードのリポジトリになります。

bluemix2017_5-toolchain

すると以下のように、上で動かしたBMXSampleアプリのソースコードが参照できます。

bluemix2017_5-github_code

これでGitHubが使えるようになっています。Bluemixのクラウド上でソースコードを管理しながらいろいろと開発してみましょう!

⇒Bluemixの使い方